日曜日の夜が嫌いでないひと

 

1: 日曜日の夜

日曜日の夜、笑点サザエさんが始まると寂しい気持ちや重い気持ちになる。

そのどよんとした気持ちを吹き飛ばす万人向け処方箋はないと思う。でも手掛かりになることはあるんじゃないかな、ということで体験を書く。

 

2: 成功体験から探る

困ったときは「成功したときにどのような要素が効果的だったか」という過去の体験を検証するのが良いと思う。もし自分の中で成功体験がなければ、他人の体験を検証してみてもいい。

翌朝が来るのが楽しかったことを思い出してみると、上位に来るのは断然「翌日がデート」という日だった。

一方で告白をすると決めた前日の夜は、ストレスと楽しみが混じった複雑な感情を持っていた。

たぶん多くのひとにとって、「翌日に不安要素がない」という状態がBetterで、「翌日に楽しいことがある」という状態がBestだと思う。異論はある?

 

3: 明日をむかえるのが嫌だなと感じるときは・・・

明日をむかえるのが嫌だと感じるとき、対処方法は先に記載したように、「楽しみを作ればいい」ということだけど、事は単純に解決できない場合がある。

そこで、翌日に不安を感じるときの対処の仕方として

  • BestではなくBetterをとる、Better戦略

を考えてみたい。

 

Better戦略は「不安」の正体を知るという行為そのものだ。

「不安」は正体不明であるから不安に感じる。だから正体が明らかになれば不安が無くなる(もしくは軽減する)。

「不安」の正体を明らかにする方法は以下だ。

  1. A4くらいの紙を用意する(文字を書いて読める紙なら何でもいい)
  2. そこに過剰書きで不安と思うことを書き出す(書きなぐりでいい)

多くの「不安」はこの2ステップで解消・軽減する。

しかし書き出しただけでは解消・軽減しない「不安」があると感じるひとがいると思う。その場合に考える必要があるのは、

  • まだ「不安」の正体は明らかになっていない、正体は何だ?

ということ。

正体が明らかになるまで書き出してみてほしい。

書き出していくと、「不安」のパターンに気づくと思う。例えば「不安」には以下の種類がある。

  1. 自分ですぐに解決できる
  2. 自分で解決できるが時間がかかる
  3. 自分では解決できないが他人ならすぐに解決できる
  4. 自分では解決できないが他人なら時間がかかるが解決できる
  5. 絶対に解決できない

残念ながら5番目に対処する方法をわたしは持ち合わせていない。例えば「老いに対する不安」が当てはまる。

 

4: BetterからBestへ

Better戦略で十分な場合も多々あるが、翌朝が楽しみになるようにしたければ、翌日の楽しみを作るのが良い。

楽しみは「行動」で設計できると、体で楽しみを認知できるので良いと思う。

楽しみはサプライズなものでもいいし、日常に少しの変化を与えるものでもいい。日常に少しの変化を与える例としては以下。

  • 仕事帰りに最寄りの喫茶店でコーヒーを飲んで帰ろう
  • いつもと違うルートで通勤しよう
  • 朝食にくだものを追加してみよう
  • 明日は1日で水を2リットル飲んでみよう

意識が集中できる行動を設定すると、なぜか気持ちが前に進む感じになる。

不思議なもので、「明日は何をしようかな?」よりも「明日は〇〇をしようと思う」の方が気持ちが乗る。

 

少しでも参考になれば嬉しい。

 

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「守・破・離」の「守」:その道に長けたひとに習う、という選択

今回の内容

 

1: 「守破離」は大事な考え方

昔からある考え方で、守・破・離という、学ぶためのフレームワークがある。

Google先生に聞くと諸説出てくるが、

守破離 - Wikipedia

には以下のように記載がある。

守破離(しゅはり)は、日本での茶道、武道、芸術等における師弟関係のあり方の一つ。日本において左記の文化が発展、進化してきた創造的な過程のベースとなっている思想でもある。個人のスキル(作業遂行能力)を3段階のレベルで表している。
まずは師匠に言われたこと、型を「守る」ところから修行が始まる。その後、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合った、より良いと思われる型をつくることにより既存の型を「破る」。最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した型の上に立脚した個人は、自分自身と技についてよく理解しているため、型から自由になり、型から「離れ」て自在になることができる。
武道等において、新たな流派が生まれるのはこのためである。

 

一読すると、ほとんどのひとが「もっともだ」「そうだよなー」と思うはず。

 

この守・破・離、わたしは実生活に活かすのが難しいと考えている。というのも、最初の「師匠」を見つけるのが難しいからだ。

 

情報が今ほどは得難かった時代には「情報がない、わからない」という難しさがあった。

今はGoogle先生がいるので情報は得やすくなったが「情報が多すぎて選び方がわからない」とい難しさがある。そんな2017年8月の現在、いったいどのようにして師匠を探したらいいのだろう。

 

2: 誰かのサポートは自立を前提にすること

情報を得やすい現在は、情報発信が容易になった現在でもある。それは独自の方法を発信することもできるということを意味する。だから

「守・破・離なんて関係ない。独自の方法で切り開く」

という考えを持つ人がいる。その場合は自分の信じる道を作ったらいい。

しかし、身近な例で明らかに先人に習った方が効率的だと思うことはたくさんある。例えば中年男性なら、

「薄着になる夏に、このたるんだ腹回りは格好が悪い。何とかできないだろうか。」

とか、ビジネスパーソンなら、

「英語力をつけたくて英会話学校に通ったけど実力がつかない。いくつか教材を試したけどダメだ。どうしたらいいんだろう。」

というような場合だ。

巷にいろんなサービスがあるから目移りしてしまう。

情報を得やすいこの時代、以下のステップを、先ずはふんでみるというのは一案だ。以下は英語の場合の例。

  1. 「英語を勉強したい」を手段として、何を得たいかを明確にイメージする
  2. 英語を勉強する期間を決め、サービスをGoogle先生で探す
  3. 見つけたサービスは、期間終了後、自分で継続できるメソッドか、検討する
  4. 体験コースがあれば、自分の目的が達せられるサポートを受けることができるか、確認のために体験入学する

サービスを買うということは、当たり前だがお金がかかる。自分の人生に必要と思うスキルや状態を手に入れるための投資だ。投資ということは、投資した後、投資を回収する期間がくる。投資を回収できなければ、投資は失敗したことになる。つまり無駄なお金の使い方をしたことになる。

だから、投資回収期間を作れる状態、例えば、3か月間の投資期間と決めたなら、3か月でスキル取得が完了する、もしくは4か月目からは自身で継続できるノウハウを得ている状態になっている必要がある、ということだ。

なお、ずっとそのコストを払い続けるという選択もある。投資を長期間続けるということになる。その投資の方法に価値があると判断できるならそれでも大丈夫。ただ基本的には、そのサービスから自立できる状態になることを前提に考えることをお勧めしたい。

 

3: 型を身に着ける

コーヒーが好きなひとは、ミル、サーバー、ポットなど器具を揃えてハンドドリップを楽しむこともあるだろう。

ハンドドリップの方法を本で技術を学ぶことができる。

お気に入りの喫茶店やコーヒーショップでハンドドリップ講座を開催していたら、有料でも参加するというのもひとつだ。その場合は実演できる講座が有益なのは言うまでもない。コーヒーのハンドドリップは技術だから、座学では学ぶことができない。

好みのハンドドリッパーの技術を身に着けたら、それは自宅で好みのコーヒーを淹れることができるということだ。

「師匠」を探して型(=基本)を習う。時間をお金で買うことは目的にかなうなら検討に値する。

「未来のために投資する」

という考え方は頭の隅に残しておくといい。

 

4: 型を自分のものにできるか

型を身に着けるのは難しい。何度も練習しないと型は身につかない。

「型を自分のものにする」ために目指すレベルは、見据えている到達点をどこに設定するかで異なる。

プロになるなら同じ品質のコーヒーを1日に何十杯と淹れることができないといけない。一方、自宅で自分や周りのひとに振舞うことをゴールにするなら80点、いや70点のレベルでも問題ないし、品質のばらつきも問題にはならない。

自分が目指すゴールに合ったレベルで、学んだ型を自分のものにできるか。

先の守・破・離の「守」はとても大切なスタート地点だ。

 

5: 型の向こう側に行く

ダイエットでも同じことが言える。

ダイエットのためにスポーツジムに通うひとは多い。

スポーツジムには様々な道具が置いてあり自由に使うことができる。筋トレの器具、有酸素運動の器具、プール。

だけど自分が目指す理想の姿に合致したトレーニングができているひとはどれくらいいるだろう。

中年男性で腹回りについた内臓脂肪を落としてすっきりしたシルエットを手に入れたいと考えてる場合、腹回りの脂肪を落とす「型」を知っているだろうか。

毎週、スポーツジムのランニングマシンで1時間、汗をかいたとしても、それだけでは内臓脂肪は落ちない。ベンチプレスを必死でやっても、腹筋運動を必死でやっても、腹回りのぜい肉は落ちない。

「型」を知らないからだ。

腹回りの内臓脂肪を落とす「型」を知り、型を繰り返して「守」り、腹回りを脂肪を落とす必要がある。

「型」を破って自身のトレーニングを行うのはそれからだ。どれだけ胸周りの筋肉がついても、腹のぜい肉には関係ない話、ということを理解しないと理想の体は手に入れることはできない。

 

上手く行かないとき、守・破・離の「守」が間違っているのではないか、と疑ってみることをお勧めする。

 

 

 

 

 

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3か月で、体重▲11kg・体脂肪率▲12ポイント

今回の内容

 

 わたしは体重74kg、体脂肪率21%、身長174cm、腹回り85cmの、標準的ながら腹回りが気になる体型だった。

一念発起して、3か月かけて体重63kg、体脂肪率9%に減量した。

※2017/5/1時点

本ブログを記載している時点では体重67kg、体脂肪率12.1%。最初は脂肪を落とすためのプログラムで、現在は筋肉量を増やすためのプログラムにしている。

この数か月で学んだ、ボディメイクの考え方について記載する。

 

 

1: 体重を減らす=ダイエット?

TVをみていると、次から次へと新しいダイエット食材、ダイエット方法、お腹の内臓脂肪を落とす方法などなどが宣伝されている。

しかし体脂肪率が語られることはほとんどない。

体重が仮に10kgマイナスになったとしても、同じ体脂肪率なら、それは脂肪とともに筋肉が落ちていることになるのだが、「ダイエットとは体重減だ!」論だと、肝心な代謝を上げるという話が抜け落ちる。

見聞きするダイエットの内容で最も多いのは1日のカロリー摂取量を制限することで、体重を減少させようという考え方だ。

しかし摂取カロリーを抑制したら体重が減少するのは当たり前。 

カロリー摂取量を減らしたダイエット大成功の後、食生活を戻したらどうなるか?

体重は元いた場所に戻っていくことになる。

 

2: 若かりし頃は・・・

高校生の時までは気にならなかったのに、最近、お腹の周囲が長くなったな、と感じる中高年は多い。わたしもそうだ。知らない間に背中とお腹に脂肪の塊がついていた。

いろいろ話を聞いていると、若い時の爆食いが体重増につながらなかったひとの原因は、「代謝」が良かったかららしい。わたしの簡単な理解では、代謝は「摂取カロリーを体内に取り込む力」だ。

この代謝が良いと、体内に取り入れたカロリーを消費してエネルギーやその他に変換する効率が高くなる。

ところが年齢がある一定に達すると代謝は悪くなる。代謝が落ちているのに高校生の時と同じようにカロリーを摂取していると、需要と供給のバランスが崩れ、供給過多になる。

つまり食べている量は変わらなくても、体内に取り込む効率が悪くなって、余分なカロリーが出てくる。余分なカロリーは脂肪となる。

 

3: 食生活の乱れとカロリーコントロールの崩壊

体重増加は他にも原因がある。

社会人になると、食生活の乱れと運動不足のWパンチが起こる可能性が高くなる。

食生活の乱れとは、食事のバランスの乱れとカロリーコントロールの崩壊だ。

食事のバランスとは、三大栄養素となる①タンパク質②脂質③炭水化物のバランスが崩れること。

カロリーコントロールの崩壊とは、カロリーを管理できておらず、カロリー過多になっている状態に気づいていないこと。

摂取カロリーを増やすのは炭水化物と脂質。簡単にいうと、「ごはん」「パン」「麺類」が炭水化物。「揚げ物」「肉の脂身」が脂質。

外食するようになると想像しやすいと思う。売られているもので「安い」ものは炭水化物と揚げ物の組み合わせの食事だ。

ボディビルダーのひとが書いた記事(出典は忘れた)に、三大栄養素の黄金律が書いてあった。

  • 最適なバランス => タンパク質:脂質:炭水化物=3:2:5

 

上記の比率は参考まで。

自分に最適と思うバランスを知ること。

 

食事を仮にコントロールできたとしたら、次は運動だ。どのように運動するか。

 

4: 代謝が上がった!の指標

運動は代謝を上げるために必要だ。代謝を上げるにはどのような指標で考えたらいいか。

代謝が上がる指標のひとつに体脂肪率があるらしい。

ライザップで聞いたところ、女性は25%、男性は15%の体脂肪率を下回ると代謝が上がっていき、脂肪が付きにくくなるそうだ。

では体脂肪を減らすための運動とはどういうものだろうか。

それは筋トレだ。

 

5: 脂肪を減らすことと筋肉を増やすことは両立しない

いつの間にかついてしまった脂肪の塊をなくすために、フィットネスクラブで1時間汗だくでランニングマシンやライドにのっても、なぜかお腹周りは変化しない。

プールで定期的に泳いでもお腹周りには影響を与えない。

TV通販でぷっくりお腹に貼るだけでOKの低周波機器を買った。2か月やったけど全く効果がなかった。

 

効果がなかったランニング、ライド、水泳は有酸素運動で心肺機能を高めるものの、筋肉を増やす効果は低い。有酸素運動をしても筋肉量があまり増えない(=体脂肪率が変化しない)から、代謝が上がらない。

では筋肉量を増やす+脂肪を減らすにはどのようにしたらよいか。

ライザップの理論だと、脂肪を減らすことと筋肉を増やすことは同時にはできないそうだ。これは重要な情報だと思う。

低周波器具が効かなかった理由もここにあると思われる。

ライザップでは脂肪過多のひとに対しては以下のステップを踏むプログラムを用意している。

  1. 脂肪を減らす減量期間
  2. 筋肉を増やす増量期間

 

減量期間には、3代栄養素(タンパク質、脂質、炭水化物)のバランスを管理する。具体的には、低炭水化物食でカロリー制限をし脂肪を減らす。ただし減量時には筋肉量も同時に減るため、筋肉量は減らさないように同時に筋トレとタンパク質の摂取管理を行う。

減量期が終わったら(=体脂肪率 女性:25%以下/男性:15%以下、どれくらいまで体脂肪率を落とすかは目的による)、筋肉を増やすために炭水化物を摂取する食事に変える。

炭水化物をとるようになっても、三大栄養素のバランスは管理することと、運動の継続は肝要。

 

減量期から行う運動は筋トレになる。

人間の筋肉は大きい順に言うと以下だそうだ。

  1. お尻から太もも
  2. 背中
 
筋トレは、例えば以下の例を参考に実施してみてはどうか。
週の前半にお尻から太ももをスクワットで強化。
週の後半には背中(デッドプレス)と胸(ベンチプレス)の筋肉を鍛える。
筋肉を太くしたい場合と、細いまましなやかな筋肉をつけたい場合で負荷のかけ方が異なる。
筋肉を太くしたい場合は、10回で限界に近くなる重さで3セット。細くしなやかな筋肉を作りたい場合は、20回で限界に近くなる重さで3セットを行うのを目安に。
 
 

6: 筋トレと有酸素運動

有酸素運動については、筋トレと合わせて行うと効果的らしい。
 
筋トレと食事管理で体重が落ちてくる(=体脂肪率が下がってくる)過程で、停滞期と呼ばれている時期がくる場合がある。体重と体脂肪率が下げ止まった感じになる時期だ。
ホルモンのバランスなどいろいろな原因が考えられるそうだが、詳しくはわたしにはわからない。
停滞期を脱するためのひとつの手段として、筋トレと有酸素運動を組み合わせることがある。なお筋トレと有酸素運動の詳しい関係はわたしにはわからない。
「停滞期」というものが存在しているということを理解しておいてほしい。
 
現時点での私の考えとしては、筋トレと有酸素運動の2択だったら、迷わず筋トレだ。
 
 

7: 便秘について

低炭水化物食を取っていると直面しやすいのが、便秘だ。
炭水化物は糖質+繊維質でできている。炭水化物を摂取しなくなると繊維質が不足するということが原因だとわたしは考えている。確認したことはないのだけど。
そのため、積極的に繊維質を取るように努力が必要だ。
加えて水の補給が重要になる。
わたしは意識しなければ1日の水の摂取量が500mlという場合がある。
水の摂取量は諸説聞くが、だいたい1日2000mlほど補給するのが良いそうだ。
普通に生活していたとしても、水の補給が少ないと便秘になる可能性は高いようなので、低炭水化物食をしているときは、より意識して水の補給を心掛けた方がよいと思う。
 
何がしかの参考になれば幸いだ。
 
 
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「モチベーションの低下」が原因 --->「手立てがありません」にならないために

今回の内容

 

1: どれほど「モチベーション」は人気があるか

「Motivation=モチベーション」という言葉を辞書で引くと以下の意味だとある。

motivation
【名】
〔人に〕やる気[意欲]を起こさせること
〔何かをする〕意欲、やる気
〔意欲を起こさせる〕誘因、刺激
《心理学》動機付け
レベル7、発音mòutəvéiʃən、カナモゥティベイション、モチベーション、分節mo・ti・va・tion

 

「モチベーションがあがらない」「チームのモチベーションを上げたい」というようなフレーズを聞くことがあると思うが、この場合の「モチベーション」はたぶん「意欲・やる気」を意味していると思われる。

この「モチベーション」という言葉は、いつのころからか市民権を得たのだけれど、それはいつ頃なのだろうか。「モチベーション」で出版されている本を調べてみたところ、たぶん1990年前後がその時期だと思われる。ちなみに結果は以下の通りだった。

 

  • 『モティヴェーションの理論と実際』魚住新八著という本が1949年に出版
  • 1960年代に「行動」と「モチベーション」を組み合わせた研究の本が出版
  • 1989年に「モチベーション」と「マネジメント」を組み合わせた本が多数出だす
    この時、「モチベーション入門」の本が出版されていることからこの時代にモチベーションが再認識された時代と考えられる
  • 1999-2005年の期間、「モチベーション」をベースにした本が毎年出版
  • 2006年から「自分のモチベーション」を維持する方法を記載した本が出版開始
  • 2011年ころから自身が逆境に打ち勝つためのモチベーションの本が出版開始
 
 出版された本の歴史を見ると、最初は自分が管理する組織に対して、どのようにモチベートするか、というテーマが主流だったが、2006年以降は自分自身のモチベーションをどのように管理するか、ということもテーマに上がるようになっている。
なお、当然ながら、この間も「自分が管理する組織をどのようにモチベートするか」というテーマは引き続き出版されている。「モチベーション」で儲けているひとは結構いるなーという感想を持った。
 
 

2: 「モチベーション」の影響力を最小にする

「モチベーション」を様々な行動の原因のひとつとしてとらえることは、人間を対象としている以上、重要な視点だと思う。
どのような時にモチベーションが上がるのか、またその逆は何か、というモチベーションが上下するトリガーを探すことは、特に自身の行動を改善するために有効な手段のひとつになりえる。
個人や集団のパフォーマンスのブレを最小にするために「モチベーション」にフォーカスし、モチベーションに影響されないパフォーマンスを出すためにはどうするか、という議論は建設的な方法だ。
 
そのひとつの方法が、スポーツの世界から近年注目を集めるようになった「ルーティン」だ。ルーティンは「ルーティン作業」という言葉があるように、決まりきった動作というような意味だ。辞書では以下のように記載されている。
routine
【名】
〔一連の〕決められた方法[動作]文例
〔習慣的または機械的に〕繰り返されるもの
〔劇場やクラブなどの〕型通りの演目[出し物・話・アクション]
〈話〉〔通例心のこもっていない〕型にはまった行動[話]文例
《コ》ルーティン◆ある限定された仕事を行うプログラム。
【形】
所定の、定められた通りの
習慣[日課]となっている、決まった、毎日のようにしている
ありふれた、いつもの
レベル5、発音ruːtíːn、カナルーチーン、ルーチン、ルーティーン、変化《複》routines、分節rou・tine
 
スポーツでは精神面の状況が成績に大きく影響を与えるため、プレッシャーやモチベーションに影響されないよう、ルーティンを行うことで感情の上下による影響を少なくするように取り入れられた。
感情は数値化して管理することができないので、ルーティン化した行動によって管理するという方法だ。
「モチベーション」に話を戻すと、繰り返しになるがモチベーションも同様に数値で管理することはできない。
ただし、スポーツの例で分かるように「モチベーション」に左右されないように行動を管理することは可能ということだ。
 
 

3: 「モチベーション」管理について

組織で問題が起こったときにメンバーのモチベーションの低下が原因と言われる場合がある。個人の問題でも同様にモチベーション低下を原因とする場合がある。
 
モチベーションが原因と規定されると、モチベーションを如何に上げるか・高いままで維持するか、という議論になることがあるけれど、問題はモチベーションの低さではない。問題はモチベーションに影響されてパフォーマンスが低下する仕組みになっているということだ。
問題の設定は議論の方向を決める。
だから問題設定を間違えないために、「モチベーションは数値化管理できない」という認識をしっかりと持つ必要がある。
 
「モチベーションが上がらない」「だからパフォーマンスが低くなった」は、「やる気がない」「だからやりませんでした」と同義だ。
組織でも個人でも自身でも、波のあるモチベーションに影響されない仕組みを作ることができれば、パフォーマンスの乱高下は無くなる。
 
ではどのようにしたらモチベーションに影響されない安定したパフォーマンスを出すことができるようになるか。
残念ながら万人に効く方法はない。それは個々人で趣向が異なるからだ。
メジャーリーグの野球選手イチローは、朝起きてからの行動をルーティン化しているそうだ。プロのスポーツ選手はイチローのように行動のルーティン化を行うことでパフォーマンスの水準を安定させるようにしていると聞いた。
 
行動のルーティン化が必ずしも唯一の解決策ではない。
個々人が自分に向き合い、自分に適した方法を発見するしかない。
もしひとりでパフォーマンスの安定化が難しいなら、信頼できる人に相談したり、誰かのマネをしてみるのもいいだろう。
 
読まれた方が「モチベーション」に責任を押し付けて何もしない、というようなことにならないよう、一助になれば幸いだ。
 
 

*1:Amazon.co.jpで、「モチベーション 本」で検索した結果:2017/5/7時点

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Power of Two -コンビの力強さ-

今回の内容

 

1: 2人⁼コンビ

自分の過去を振り返ってみると、その時々でわたしにはパートナーと呼べる存在がいた。幼馴染、小中高等の学生時代、社会人になってからの各会社の中で。プライベートで。

わたしの好きなTVドラマ風にいうならバディ、お笑い芸人風にいうと相方になるが、明示的にコンビを組んだわけではなく、当時、もっとも時間を共に過ごしたひとのことだ。

当時のパートナーとは、付き合いが続いているひともいれば、疎遠になっているひともいるが、過去のパートナーは総勢20名だ。

 

これまでパートナーがわたしに及ぼした影響については考えたこともなかったが、2017年4月に発売された『POWERS OF TWO 二人で一人の天才』を読んで、

「ひょっとしてわたしはパートナーにかなりの影響を受けているのではないか?」

と思うようになった。

 

試しにコンビを組んだひとを紙に書き出してみたところ、名前と共に記憶がよみがえってきた。『POWER OF TWO』にあるように、パートナーがいたことで、わたしの時々がどれほど豊かであったか、ということを改めて感じることができた。

 

 

2: コンビでいることの力強さ

イデアというものはどのようにして生まれるか?という議論は、2017年5月現在で既に解明されており、周知となっている。

しかしわたしの学生時代には、アイデアとは何かという問いに関して答えは周知でなかった。

そのような中で、わたしはコンビを組んだパートナーと共に、とても楽しい時間を過ごした。ひとりで遊ぶということはあまりなかったように思う。パートナーと、その他の友人たちと一緒に大勢で遊んでいた。新しい遊びを考えて行ったこともあったかもしれない。いろいろなアイデアが湧きだしていたように思う。つまりパートナーがいたから楽しめたのではないか、と今更感があるが思えるようになったのだ。

 

何か新しいことをやろうとする際、相談できる相手がいるというのは幸運だ。小さい時から相談する癖がついている状況は、大人になってからも役に立つ。

社会人になってからも、仕事では絶えずわたしにはパートナーがいた。先輩の場合もあるし後輩の場合もある。

 

そしてプライベートでもパートナーの存在が大きい。

今回、このプライベート・パートナーの存在が、どれほどわたし自身に多大な恩恵をもたらしてくれているか、ということを実感できたことが大きな気づきだった。これはとても嬉しい。

 

 

3: プライベート・パートナー

プライベート・パートナーとはコンビを組んで10年を超える。

わたしが何かうまく事を運ぶことができた場合、それはパートナーとの積み重ねたふたりの歴史の成果だ。

事を失敗したときも同じ。しかしひとりでいるときと異なり、わたしの失敗はパートナーが支えてくれるし、その失敗はパートナーと一緒に記憶し、失敗を繰り返さないようにパートナーと一緒に考えることができる。

もっというと、今、現在のわたしの状況は、過去のパートナーとの蓄積の上に、現在のパートナーと共に積み重ねた歴史の産物だ。

 

コンビを長く組んでいると、パートナーから受ける影響を過小評価する場合がある。わたしはパートナーからの恩恵を過小評価していた。

わたしが過小評価したのは、錯覚していたということが大きな要因だ。

パートナーとは過ごす時間が長く、共有している記憶が多い。共有部分が多くなると、パートナーのことを「わかった気分」になってしまう。この「わかった気分」が錯覚していた部分だ。

仮に四六時中一緒にいる相手であっても、同じ薔薇の花を見たときの感想は異なる。心の動きや体調などが異なるからだ。

パートナーとは長い時間を共有しているものの、仕事の間は別々だ。だから「わかった気分」は半分は正しいかもしれないが、半分は錯覚だ。

しかし長く一緒にいる分、パートナーからの影響は、ゆっくりと少しずつ、わたしに浸透する。だからわたしはパートナーからの影響を認識することが難しい状態だった。

久しぶりに会うひとから受ける影響は、その度合いを大きく感じることができる。パートナーからの影響度合いは、わたしが鈍感になっているために感じにくい。

だから「パートナーからは影響を受けていない」と錯覚してしまっていた。

 

しかし10年以上のコンビ期間を振り返り、現在のわたしの状況を評価すると、明らかにパートナーから恩恵を受けているし、その恩恵の大きさははかり知れない。

 

時々、わたしは以下のような質問を受ける。

「自分の人生の中で戻れるとしたらどこに戻りたいか?」

わたしは今が一番良い状況なので、特に戻りたいと思う時代はない、と回答している。それはわたしの事実なのだけど、パートナーのお陰でもあったのだと、やっと気づいた。

これからも、同じ回答ができる状況を作っていきたいと、パートナーに感謝しつつ思う。

 

 

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