なぜ仕事では「フレームワーク」が出てくるのか?

今回の内容

***

1: フレームワークはビジネスで必ず出てくるけど?

社会人になると、遅かれ早かれ「フレームワーク」に出合う。

フレームワークの代表的なものは例えば以下だがどうだろう?

 

 

そうそう、学生時代に国語の授業で「起承転結」という言葉を学ぶが、これもフレームワークだ。

フレームワークは、Wikipediaでは「曖昧さ回避」のページで以下のように紹介されているが、今回取り上げるのは上の2つが当てはまる。

 

フレームワーク(英: framework)

  • ビジネスフレームワーク - 経営戦略や業務改善、問題解決などに役立つ分析ツールや思考の枠組み。MBAなどで教わることが多く、ビジネスに必要とされるロジカルシンキングや発想法などを体系的にまとめたもの。SWOT分析、ファイブフォース分析などが挙げられる。
  • 開発・運用・意思決定を行う際に、その基礎となる規則・構造・アイデア・思想などの集合のこと。日本語では「枠組み」などと訳されることが多い。
  • ソフトウェアフレームワーク - コンピュータ・プログラミング用語。アプリケーションフレームワークなど。
  • バーナーワークの別称。

 

Wikipediaに記載があるように、仕事をしていると説明資料や会議の発言の中に、フレームワークが出てくることがある。

概ね、フレームワークは知っていて当然というような雰囲気で語られることが多い。

それは、社内・社外研修などでフレームワークとその使い方を学ぶことが増えてきているからだと思われる。

 

 

2: フレームワーク第一主義の間違い

ここ数年、グロービス大学院大学が運営する単科コース、グロービスマネージメントスクール(GMS)で、3か月間の研修を実施する企業が増えてきている。

GMSに限らず、企業研修を行う会社は、100%フレームワークを教える研修を行っている。

初めてこのような研修に参加すると、フレームワークの洗練された感じに感心し、以後、何が何でもフレームワークを使って表現する、というひとが少なからず出てくる。

中には、

話す内容がMECEであるべきで、MECEにするためにフレームワークを使うべき

と極端なひともいる。

しかしこれは問題だ。

なぜなら、フレームワークを学ぶ本質をわかっていないからだ。

 

確かに、フレームワークは考えをMECEに整理する道具として利用価値が高い。

一方、フレームワーク第一主義のようになると、全てのフレームワークを知っておく必要が出てくる。

現在、直面している事象を整理するのに、適当なフレームワークを知らなかったら、整理できなくなってしまう。

 

しかしフレームワークを多くの研修で学ぶのは整理のための道具としてではない。

 

 

3: フレームワークを学ぶ意義 

フレームワークを学ぶ意義・本質はどこにあるのか。究極的に言うと、フレームワークは、実は覚える必要はない。

ではフレームワークを学ぶ本質は何か?

それは、目の前にある事象を、要素に分解して理解するクセをつけることだ。この思考方法をクセにできたら、仕事は速くなる。

 

 

4: 抽象化する技術 

仕事をしていると様々な問題にぶち当たる。ぶち当たる問題は概ね具体的だ。実際に行っている仕事から発生するので、当たり前だが。。。

この具体的な問題を解決するには、問題の抽象度を上げて広く理解する必要が出てくる。もし具体→抽象へと変換する作業をしないと、問題の解決策を狭い範囲の深堀りで解決しようとしてしまう可能性がある。

フレームワークで、「虫の目・鳥の目・魚の目」というものがあるが、虫の目だけでは判断を誤る。やはり俯瞰して物事を考える鳥の目も必要だ。

具体的なものは抽象度を上げて考え、抽象的な話は具体に落とし込んで考えてみる。このように具体と抽象を行き来する思考訓練を続けていけば、おのずと見える世界が広がってくると思う。

 

 

(▼参考)

ashian.hatenablog.com

 

 

 

広告を非表示にする

組織で使う研修の効果が出にくいのは「具体化抽象化」技術と「実行力」の欠如が原因

今回の内容

 

 

***

 

1: 自分に甘く、他人に厳しく

組織に属していると、新入社員研修に始まっていくつかの研修を受けることになる。

そして管理職やリーダーのポジションになると、研修を管理する立場になる。

研修を管理する立場になると、自身が研修を受ける側の時の状況を棚に上げて、以下のような疑問が出てくる。

 

  • チームには研修の成果が出ていない、なぜだろう?

 

新しいソフトウェアの使い方やプログラミングを学ぶ、というような実学的な研修だと、何ができていないか、という評価はそれほど難しくない。

しかしビジネス研修、管理職研修など知識や考え方を学ぶ場合は評価が難しい。

例えばMBAフォルダーが近年、増加してきているが、すべてのMBAフォルダーは、非MBAフォルダーと比較して、抜きん出ている存在だと評価できるだろうか。

 

実際は、研修を受けても、MBAフォルダーであっても、評価が低いひとがたくさんいる。

その結果、「研修は役に立たない」「MBAフォルダーは偉そうなだけで役に立たない」

といった低い評価が下される場合がある。

しかし本当にそうだろうか。

 

 

2: トレーニングの現場で行うこと

研修を提供する側は、なるべく受講者の身近な話題に近づけた内容にカスタマイズして研修を行う。

MBAコースの場合は、近年流行りのケーススタディを使った講義が多いようだ。受講生はケースの主人公になり切って課題を解決していく。

つまり、受講する側か提供する側のどちらかが歩み寄って、同じ土俵上にいることができるように設計されていることが多い。

参加者は、課題に回答することに没頭できるのだが、思考は研修の中だけで留まってしまう。

 

MBAコースは考えることに時間を使うが、フレームワークの使い方がクローズアップされていることもあり、「どのフレームワークを使うべきか」ということに終始する場合もある。

その結果、研修や授業の中で優秀だったとしても、その優秀さが実際の業務に波及しない。

そこには重要なことが見落とされている。

 

 

3: 鍛える必要があるのは「具体<--->抽象」を行き来する技術

ロジカルシンキングクリティカルシンキングといった考えるための技術は、社会人になったひとなら聞いたことがあるだろう。

これらの研修でフォーカスされるのは、「ロジックツリー」「因果関係図」などのツールだ。ロジックツリーが描けるか?因果関係図を使って要因を特定できるか?。

また周りのひとも「あなたの話はロジカルか?」を問うてくる。

 

しかしここで徹底して行わないといけないトレーニングは、具体的な内容を抽象化する(またその逆も)技術だ。

 

外資コンサルタントについたひとは、「具体-->抽象」「抽象-->具体」の行き来ができるように徹底的に訓練されるようだ。

ではなぜ、「具体-->抽象」「抽象-->具体」を行き来する技術が必要なのか。

 

研修や授業で扱う内容は、非常に具体的だ。それは具体的な例を使った方が、聞き手にとって理解しやすいからだ。

受講した側のひとは、以下のステップを踏むことで初めて研修や授業の内容を自身の業務に活かすことができるようになる。

 

  1. 自身の仕事(具体的な内容)を抽象化し、自身の仕事を構造的に理解する
  2. 研修や授業で学んだ内容(具体)を抽象化して構造を理解する
  3. 1と2のそれぞれ抽象化したもの同士を比較して、仕事のどの部分に研修内容を活かすと良いか、考える
  4. 抽象化されたレベルで考えた内容を、自身の業務に実際にあてこむために、具体化する

 

しかし、研修内容を報告をする際、受講内容内容を忠実に報告するだけなら、抽象化・具体化の技術が不十分と考えてよいだろう。

また研修内容をそのまま業務に当てている場合もしかりだ。

 

事実だけの報告は「具体的な内容を理解した」で止まっている。そこから内容の抽象化を経て、実務への具体的反映がなされなければ「受講した」どまりだ。

また、研修内容をそのまま業務に当てはめている場合、習ったことを行う実行力は賞賛に値するが、「点」の理解であるため応用が利かない。

 

深い理解が出来ているという状態は、応用が利くレベルで理解できているということだ。

それは、具体的な内容を理解し、内容の抽象度合いを高めて理解し、類似した状況にも応用できるという理解になる。

 

 

4: 組織がサポートすべきは「研修内容を行動に移す仕組み作り」

学んだ内容は実際に行動に反映されて初めて効果を発揮する。

考え方や知識を学ぶ場合、その効果が現れるまでに時間がかかる。しかもゆっくり現れるので、変化が分かりにくいという欠点がある。

しかしこれらの研修を「役に立たない」と考えるのは間違っている。

組織として、受講者が研修成果を業務に活かしてもらうための仕掛けを作る必要がある。

 

行わなければならないのは、

 

  1. 受講者の業務の抽象化のサポート
  2. 次に、受講者が学んだ内容を抽象化して理解・応用するためのサポート
  3. そして抽象的な学んだ内容から実業務への具体的な落し込みのサポート
  4. 学んだことが業務に定着しているか、チェックすること

 

手間がかかるサポートではあるが、この方法論を受講者だったひとが身に着けることができたら、その人材は別のひとに同じサポートをしてあげることができる。

 

好循環な状況を生み出すことができることを願っている。

 

 

 

 

 

広告を非表示にする

フリーコメントをデータとして分析する「テキストマイニング」の効果を理解した

今回の内容

 

 

***

 

1: フリーコメントを分析するって?

コールセンターで話された内容を自由形式で書き留めたデータ、もしくはアンケートのフリーコメントなど、「ひとが読んで理解する」ための情報と思っていた文字データが、コンピュータを使った分析の対象になると初めてわたしが知ったのは、1999年~2005年の間のどこかだ。

当時、統計解析ソフトウェアを販売しているSAS社の年1回のイベント「SASユーザー会(=SUGIJ)」にほぼ100%参加していて、そのどれかのセッションで、「茶筅」というフリーソフトを使ったテキスト解析の発表があり、そこで知った。

その後2007年に、NRIが出している「TrueTeller」というテキストマイニングソフトを使ってアンケート情報のテキストマイニングを初めて体験した。

 

テキストマイニング」とは何か、今回はそんなエントリー。

 

2: テキストマイニング

テキストマイニングとは、テキスト(⁼フリーコメントなど)を以下の手順で分析する技術。

 

  1. テキストデータを単語単位に分解
  2. 同じセンテンスでどのような単語が入っているかグループ情報を持たす
  3. (例えば)単語と単語のつながりの濃淡を可視化

 

テキストマイニングの本質は、1つの単語が他の単語とどのような関係性を持つか、それを可視化することだ。

では単語を区切って情報化したとして、それをどのように使うのか?

 

 

3: テキストマイニングを仕事で活用する方法

テキストマイニングは単語と単語の関連性を可視化する。例えばアンケート調査の結果を使ってテキストマイニングを行う場合はどうなるだろう。

テキストマイニングの結果、ポジティブな単語と強く結びついているのはどのような単語か、逆にネガティブな単語と結びつきを強くしているのはどのような単語か、を知ることができる。

もし複数の商品を持っている場合、どの商品のどの部分を改善するか、という商品開発のヒントになる可能性がある。そして、仮にアンケートが数百件あったとしても、テキストマイニングでデータ処理が可能となれば、大きな生産性の改善になる。

 

しかし最もテキストマイニングが威力を発揮するのはグループ間の差異を見つけ、次のアクションに結び付けたい場合だ。コールセンターを例にしよう。

 

■状況

あるコールセンターで問い合わせのあったお客様に、商品を購入してもらうべく、テレセールス(⁼アウトバウンド⁼OB)を行っている。

■オペレータの状況

  • 100名のオペレータが勤務
  • オペレータあたり、100人のお客様をひと月に抱えている

※近年、コールセンターの会話データ(音声データ)を自動でテキスト化する技術が生まれている。

 

■事業の問題

問題は100名のオペレータの成約率に大きなばらつきがあること。

 

■事業の課題

課題はローパフォーマーをミドルパフォーマークラスに、ミドルパフォーマーをハイパフォーマークラスにそれぞれ引き上げる方法が、確立されていないこと。

 

このような状況になっている場合、テキストマイニングを以下の用に使うことで、現場の育成サポートができる可能性がある。

 

  1. 対話ログデータを「ハイパフォーマー」「ハイパフォーマー以外」に分類
  2. 1で作った2つの対話ログデータを、それぞれテキストマイニングで解析
  3. 分析手法は共起ネットワーク分析を使って可視化
  4. 可視化された結果を「ハイパフォーマー」「ハイパフォーマー以外」で比較
  5. 結果を解釈する(一番難しいところはココ!)
  6. 4で両グループ間の差異を発見することができたら、その示唆を実データで確認し、有益な結果となれば、それぞれのグループにフィードバックする

(参考)共起ネットワーク分析のイメージ

 

コールセンターの現場では、リーダークラスの管理者がオペレータの会話を絶えずモニタリングしており、オペレータそれぞれの特徴はつかんでいる。

その経験に加えて、共起ネットワーク分析などで可視化したデータがあれば、説得力が増す。現場を知っているひとこそがテキストマイニングの結果を有効活用できる人材だ。

 

ちなみに、わたしが共起ネットワーク分析で解析したときは、ハイパフォーマーの話題の作り方は、コンパクトにまとまっていて聞き手はわかりやすいだろうなという印象を受けた。一方ハイパフォーマー以外は、ひとつの会話に複数の話題が行ったり来たりしており、聞き手にはわかり辛いという印象だった。

これをコールセンター経験者に伝えたところ、如何にわたし自身のデータ解釈が表面的か、知らされた。(お恥ずかしい限りです)

 

このようなテキストマイニングを使った業務改善は、業務理解が深いひとが解析結果を手にするほどに、効果が期待できる。ただし効果に速攻性はない場合もあるため、その辺りは注意が必要だ。

 

 

4: テキストマイニングはビジネスでは利益を生まないと思っていた

テキストマイニングを初めて知ってから長い期間、わたしはテキストマイニングはビジネスでは使えないと思っていた。理由は利益につながらないと思っていたからだ。

しかしグループ間比較や個人の比較など、「可視化して比較」することで、浮き彫りになることがあること、そしてそれが行動を改善するアクションに結びつけることができることに気づいてから、わたしの考え方が変わった。

 

分析手法は、分析手法を知っているだけだと意味がない。

その分析手法をどのように使って利益を生むか、ということが一番重要だ。

 

テキストマイニングにご興味があれば、お勧めのフリーソフトは以下。

 

KH Coder

 

 

 

 

広告を非表示にする

AI対策 -仕事を突然なくさないために-

今回の内容

 

***

 

1: AIはすごい

アルファ碁や癌の診断を医師の代わりに行い人間以上の結果を出す。
AI(人工知能)は人間の生活を激変させる日は近いと思われる。(といっても徐々に変化していくから体感はできないと思うけどね)

AIはこれからどんどん身近になっていく。既にスマートフォンiPhoneにはシリというAIが搭載されているし、Googleにも音声認識の機能が入っている。これをAI機能と認識していないひともいると思うが、今後もこのようにこっそりと、いつのまにか身近にAIはやってくる。

(参考)

ashian.hatenablog.com

 

 

2: AIに代替される仕事分類基準

「AIが仕事を奪う」という話は2016年になってから頻度が増した。それくらい現在のAIの衝撃が強いということだろうと思う。

AIが奪う仕事については、2016年12月時点で以下がよく語られている。

 

  1. ルーティン化されている仕事
  2. 知識を強味にしている仕事
  3. AIが代替することで生産性が大幅に変わる仕事

 

わたしはもう少しブレイクダウンしようと思う。

以下の図を見てほしい。縦軸にAI導入による生産性、横軸に人間の力関係をとっている。

 

縦軸のAI導入による生産性は、「下がる」ということは考えにくいため、縦軸の下側は「Stay=そのまま」とした。

横軸の人間の力については、AI導入を推進する経営層を左に、右に現場で実際に作業を行っているひとを置いた。

わたしがポイント思っているのは、横軸の「推進者(⁼経営層)の力」だ。AI導入を強い意志を持って推進する経営層などがいれば、業務は即AI化する。

 

f:id:Ashian:20161202203811j:plain

 

推進者の力が強い場合、なぜAI化は即行われると考えるのかというと、推進者(⁼経営層)はその作業の生産性を最大化することを考えるから。

生産性は、『生産性』(伊賀泰代著)によると以下となる。

 

生産性=Output / Input・・・A

 

推進者(⁼経営層)は、これを以下のように読み替える。

 

自社のパフォーマンス=利益 / (時間+人件費+その他コスト)・・・B

※かけたコストあたりの利益額を最大にする

 

図の左上の「推進者の力が強い X AI導入の生産性Up」部分は、AIによって仕事そのものが変質することも含む。それはBの式の「利益」額が増える変革が起きる可能性がある内容だ。もしB式の「利益」を増やす変革が起こる状況だとすると、対象となる仕事に従事しているひとは途端に仕事を失うことになる。それまでの仕事のやり方が古いやり方になり、従事者が不要になるからだ。例えば工場での作業をオートメーション化する、など。

図の左下は「推進者の力が強い X AI導入の生産性Stay」部分となる。このエリアはB式の分母(時間+人件費+その他コスト)を、「改善」によってコストカットすることで自社のパフォーマンスを向上させることが多いと考えている。コストカットの「コスト」はお金そのものだったり、時間だったりするが、規模は左上のエリアより小さいながら、左上エリア同様、従事者は仕事を失うことになる。

 

一方、図の右側上下は現場の力が強く(=推進者が弱い)、AIへの置き換わりは時間がかかるかもしくはAI化は難しい。現場の力が強いと現状維持圧力がかかるからだ。現場の改善活動を経験したひとはイメージがつきやすいかもしれない。ただし、右上の「現場の力が強い X AI導入の生産性Up」エリアは、所属組織ではAI化しなかったとしても、周りの組織がAI化する場合がある。その状況になると、いつの間にか、自分がガラパゴスになり、現組織にしがみつかないと生きていけなくなるので注意が必要だ。

同じことは右下の「現場組織の力が強い X AI導入の生産性Stay」のエリアでもいえる。

 

 

3: 自分の仕事を仕分けする

ここまでの記載によるならば、その組織内でのAI化のポイントは、推進者と現場のひととの力関係が、AI化の有無を分ける。

一方で、自分が属する組織の外の動きも併せて知る必要がある。いつのまにか、自分がガラパゴスになり、現組織にしがみつかないと生きていけなくなる可能性があるからだ。

であれば、我々はどのように判断したらよいのだろうか。

 

その問いに対するひとつの解は、「現状の可視化」が助けになるかもしれない。

自分の仕事がひとつだけ、というひとは少ないはずだ。自分の役割を分類しよう。

そして、それぞれの仕事をマトリクスに当てはめてみる。

それによって今後やるべきことが見えてきたらラッキーだと思う。

 

 

4: 自分の仕事はAI化しそうか、生産性を高めて確認する

とはいえ、マトリクスに自分の仕事をプロットするのは難しいというひともいるかもしれない。

それはひょっとすると、自分の仕事をうまく効率化できていないため、AIがどのように自分の仕事を効率化するか、代替するか、イメージが難しいからかもしれない。

もしそのような状況であるなら、A式を参考に自分の仕事の生産性を高めてみることをお勧めしたい。

 

生産性=Output / Input・・・A

 

一番簡単な生産性の向上は、改善活動による改善だ。分母のInput部分を減らすことで生産性を高める方法。分母のInputを改善するアプローチは即効性がある。

一方、分子となるOutputを増やすには、改善レベルではなく、変革レベルの変化が必要かもしれない。「Outputを出すためのプロセス」を変革することも、じっくり考えてみてほしい。このOutputの変革は、概ね時間がかかる変革になると思われる。

 

自分の仕事を効率化する癖がついたら、AIを推進するひとの気持ちがわかるようになる可能性がある。それは結果的に自分を守ることになると思う。

ちなみに、「生産性」については、『生産性』(伊賀泰代著)、『自分の時間を取り戻そう』(ちきりん著)が丁寧に記載されているのでお勧めだ。

 

ちなみに、わたしが感じているところでは、この「Outputプロセス」の変革は、まさにAIがやらかしてくれそうな領域。もし自分の仕事がAIによって変革される可能性を感じるなら、AI関連の記事などで日々情報収集することをお勧めする。

そして徐々に自分の仕事内容を別のものにシフトしていくことだ。

 

なおマトリクスの縦の線上(推進者も現場も力が強くない)で、かつ「AI導入の生産性Stay」の領域の下の方に自分の仕事がある場合、その仕事はAIに代替される可能性が少ない仕事だとわたしは思う。少なくとも現時点では。その理由は、AI化するコストが、生産性に見合っていないと思うからだ。

 

 

5: 将来を見据えて

『LIFE SHIFT』(リンダ・グラッドストン著)によると、自分の親世代よりも自分は長く生きるそうだ。

巷では自分の年金は、親世代の半分ともそれ以下ともいわれている。

定年になったら悠々自適な生活というのは、一部のひと以外は難しいようだ。

 

仕事の生産性を上げるためのトライは、目の前の作業をやっつけるだけでとどめるのはもったいない。

日本は人類が経験したことがない高齢化の世界に向かっている。予想ができない世界に向けて歩んで行っている我々は、どのような60代、70代を過ごしているだろう。また、過ごしたいと思っているだろう。

目先の視点だけでなく、遠く老後を見据えた視点で今を考える。

そのような思考や葛藤が、AI対策になっていくのではないかと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

広告を非表示にする

国内リゾートは実力があると思う:リゾナーレ小浜島(沖縄)

今回の内容

 
 
 
 ***
 
 

1: 初めての日本のリゾート

 

非日常を久しぶりに過ごした。

場所は初めての小浜島(沖縄県八重山郡竹富町)の「星野リゾート  リゾナー小浜島」。

 

www.risonare-kohamajima.com

 

星野リゾートには以前から興味があったのだけど、確か「カンブリア宮殿」という番組で紹介された時に、初めて「星野リゾート」をわたしは認識したと思う。

星野リゾートは、値段を調べると高めの設定をしているので避けていたのだけど、海外旅行の費用を考えると、「星野もありだな」と思った。

というのも、わたしの場合、海外旅行は5営業日ほどウロウロしたいと思う派だ。しかし現在のところ、愛猫を家に置いていくことを考えると2泊3日がいいところ。

そのため、2泊3日で海外旅行5営業日分の費用を使うのはありだな、と考えた、という意味だ。

 

そういえば以前、都内ホテル泊を試みたことがある。

「東京あたりに住んでいて、非日常を体験するためにあえてホテルで過ごす女子がいる」

というのを雑誌で読んで、試してみたのだけど、国内リゾートでお金を使うというのは都内ホテル泊と同じようなイメージだ。

 

 

2: 日本にもこんなリゾートがあるのか!(感心)

 

2-1: パンコールラウ

 

数年前にマレーシアのワンリゾート・ワンアイランドのパンコールラウ島に行ったことがある。ひとつの小さい島全体がリゾートホテルの敷地で、確か王族から50年契約で借りているといっていた。

 

www.pangkorlautresort.com

 

パンコールラウは、ヴィラが丘と海辺、そして水上に設置されている。

わたしが宿泊したのは予算の関係もあり、丘のヴィラだった。確か2泊3日で滞在費用はひとり5万円位。マレーシア在住だと同じサービスを3万円で受けることができると聞いた。

パンコールラウはとても良いリゾートだった。

ちなみに「ヴィラ」とは、Wikipediaによると以下の定義のようだ。

 

 ヴィラまたはヴィッラ(villa)は、本来は上流階級のカントリー・ハウスを意味し、古代ローマが起源だが、ヴィラの概念と機能は時代と共に発展してきた。共和政ローマが終焉を迎えるとヴィラは小さな要塞化された農場の複合家屋となっていったが、中世を通して徐々に再発展し、贅沢な上流階級のカントリー・ハウスとなっていった。現代では、特定の種類の一戸建て郊外住宅を指す。

 

2-2: リゾナー小浜島(星野リゾート:ただし2017年3月まで星野リゾート管理下)

f:id:Ashian:20161105171549j:plain

 

今回、星野リゾートでわたしが宿泊したヴィラは、メインストリート沿いにあり、ラグーンから少し離れているがベランダからの景色が良くて、遠くにだけど、海も一望できた、良い部屋だった。写真の階段を上がった2階部分だ。部屋はスーペリアスイートで53平方メートルの広さ。

羽田空港←→石垣島空港の往復飛行機代+朝食付きの2泊で75千円/人ほど。滞在費がそのうちいくらになるのかはわからないけど、パンコールラウと大差はないように思った。

星野リゾートは日本のいくつかの地域でホテル業を展開していて、他の宿泊施設と比較すると、少し金額が高め。だけど、リゾナー小浜島は、

「これならば悪くない」

と思うひともいると思う。

 

パンコールラウ同様、プライベートビーチ、プールはもちろん、読書のための書籍と読書スペースが無料で利用できる。

加えて、有料のスパや各種アクティビティも用意されていた。

ゾナー小浜島には、ゴルフ場もあるのでゴルフ好きには更に良いと思う。

 

パンコールラウがGoodでリゾナー小浜島がBadだった点がひとつだけある。浜辺から海にかけてだ。

ゾナー小浜島は、サンゴ礁の関係と思うが波打ち際までの数メートルは、サンゴのかけらばかりで、素足では歩けない。地獄の針山を歩くような感じになる。

幸い、ゴムの靴を貸してくれる(そのまま海に入ることができる)ので、サンゴの残骸の上を歩くのは楽だけど。

海の中も同様にサンゴの石ころばかりなので、小さい子供にとっては若干危険かも。よろめいて、勢いよく地面に手をついたら、サンゴの石ころで手を切るかもしれない。

注意が必要だ。

 

 

3: リゾート地ではのんびり過ごしたい

 

リゾート地でどのように過ごすか。小さい子供がいると、浜辺やプールサイドで遊ぶことが多くなるかと思う。

わたしは、パンコールラウに行ったときに試した、浜辺やプールサイドで読書して過ごすというのが好きだ。暖かい風の中でゆっくりする。わたしが求めるリゾート時間だ。

ゾナー小浜島でも、ゆっくりした時間を過ごした。

 

ゾナー小浜島では、浜辺やプールサイドにパラソルと寝転がれるところを用意している。外国映画でよく見る感じの風景だ。

加えて、浜辺の木陰にハンモックを作ったり、プールサイドにカフェを用意していて、飽きさせないようにしている。

 

「のんびり派」にとっては、星空を眺めるのもいい。

小浜島は14万6千人の人口(2009年)の小さい島で、2時間もあれば自転車でぐるっと一周できる大きさの島。

リゾート施設内は外灯が最小限に設置されていて、夜道を浜辺に向かって歩いていくには、懐中電灯がないとダメなくらい、夜は真っ暗。

そのため星空がとてもはっきり見える。

わたしは直に流れ星を3つ見たけど、それは初めての経験だった。リゾナー小浜島では浜辺までの道中に、寝っ転がって空を見上げることができるところがある。

10月下旬に行ったにもかかわらず、Tシャツ+短パンで問題ない気候だった。じっとしていられないひとには不向きな場所だけど、お勧めしたい。

 

ゆっくりとリゾート地を堪能したいとはいえ、わたしはひとりでリゾート地に行くのはいやだ。理由は簡単で、食事が楽しくないからだ。

世の中には「食事」を楽しむことができるひとと、「食事」を楽しむことができないひとがいる。 良し悪しではない。

「食事」を楽しむというのは、地元の食べ物を楽しむ、おいしい料理を楽しむという、「食事」自体を楽しむ他に、「食事」をともにするひととの会話を含めて楽しむという場合がある。

わたしの旅行の楽しみのひとつである食事。初めて食べる料理についてや、その日の出来事を話しながら食べる時間は、とてもリラックスできる。

気の置けないひととの食事時間は重要だ。

 

 

4: リゾート地として10月の沖縄はベスト

 

今回の旅行で、日本でリゾートに行くなら10月の沖縄地方はとても良い選択肢だと思った。

関東地方、関西地方に住んでいると10月は秋だけど、沖縄地方ではまだ夏だ。日焼け止めクリームを塗らないと肌が大変なことになる。

加えて多くの日本人は、正月前後、5月、8月に休暇を取るひとが多い。

気候、日本人の行動習慣の2つの点で、10月の沖縄リゾートはベストだと思う。

 

加えて立地だ。海外旅行に行くと、気になるのは強盗・置き引き・スリの被害にあわないか?ということ。

しかし国内リゾートは現時点で「日本ブランド」がある。つまり安全・安心というブランドだ。

財布を落としてもそのまま帰ってくる可能性が高い国、日本。

愛猫が生きている間(後15年くらいかな?)は国内リゾートを満喫しようと思う。

 

ほなまた!

 

 

 

 

広告を非表示にする