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努力と結果に因果関係はない -ラグビーワールドカップ2015 ベスト8進出を期待して-

 

今回の内容

 ***

 

2015年ラグビーワールドカップは日本ラグビー界にとって歴史的な記録を残したワールドカップになった。

なんと予選で2勝するという快挙。正直予想できないものだった。

日本代表が南アに勝利したけど、南ア戦のメンバーの決断はラグビー先進国ではない、博打的と感じたから。詳しくは以前書いた

「感情による決断と確率的決断 -ラグビーW杯日本歴史的勝利に見る-

 を読んでね。

 

サモア戦勝利

ラグビーW杯サモア戦、私の予想は、期待は日本の勝利、予想は敗戦だった。だってメンバー予想で南ア戦の時のメンバーが13人も入ると報道されていたから、

「重要な場面での選択で博打を打って外れ、そして負ける。でも勝ってほしいな~」

だった。

結果はご存じのとおり日本代表2勝目!

サモアはミスが多すぎたけど、それは日本代表の地力が上がったことが理由と思う。

 

サモア戦勝利の理由

サモア戦での日本代表の勝因は以下の2点だと思う。

  1. 押し負けなかったこと
  2. 前半にリードできたこと

ラグビーの試合では、対戦相手に押し負けることが続くと非常に体力を消耗する。

日本代表はサモアに押し負けなかったため、サモアの体力・精神力をそぎつつ焦りを与え、日本代表自身にとっては、精神的優位を維持できた。その結果、後半もフォローで走り負けることがなかったと言える。

 

「努力は嘘をつかない」の思い込み

サモア戦勝利後、以下のような記事が出ていた。

でもちょっとまってほしい。「努力は嘘をつかない」という言葉の使い場所を間違っている。

確かに努力することで得るものはたくさんあると思う。しかし、勝負の世界では努力は勝利の直接的な原因にはなりえない場合がほとんどだ。報道のプロがこのようにあおるのはあまりに程度が低い。

勝負の世界で努力がむくわれない場合が多いということの理由は難しくない。努力は自分の周りの人も行うことができるからだ。では「努力」の大きさって比べられるの?

無理だ。

個人の素養は人によって違うし努力の仕方も人によって異なる。だから勝負の結果は運に左右されるところが多い。「運」と書いたのは、因果関係が複雑で1対1の関係で解明することができないから。

別の考え方をすると、例えば「世界一ハードな練習」がサモア戦の勝因とする。ならばサモアの敗因はこうなる。

サモアはヨーロッパでプレーしている最強メンバーをそろえてきたけと、 「世界一ハードな練習」を怠ったから負けたのだ」

と。

日本ラグビーは強くなった。驚いたし嬉しい。でもどれだけ「世界一ハードな練習」をしても、試合で相手に押し込まれ続けたら負ける。勝敗は練習量では決まらない。

「世界一ハードな練習」を勝因にしかできない元ラガーマンと報道が一緒になって、こういう間違った考え方をひろめるのはやめてほしい。

考える力がない指導者が未成年ラガーメンを間違って指導する原因になるのは不幸だ。

 

 ボーナスポイントを狙わなかった日本代表

サモア戦、日本代表が五郎丸がフリーキックを選択したときがあり、その時は大差をつけていたのに、ボーナスポイントを狙いにいかなかったのか。私は判断ミスだと思った。でもこの記事からぎりぎりの試合だったことがわかった。

やはりフィールドにいる人しかわからないことがあるなと思った。

 

ベスト8進出を期待して

本日のサモアスコットランドを破れば日本代表のベスト8の可能性が出てくる。もちろん、11日に日本代表がアメリカに勝つことが大前提ですが。

がんばれニッポン!

 

ほなまた!

 

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追記(2015/10/11 08:12)

残念ながら日本の予選敗退が決まった。


 とはいえ、アメリカ戦は勝利して2019年につなげてほしいと思う。

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