転職とは人生、生き方を考えること

今回の内容
 
 
 
 ***
 

1: はじめに

「転職」。
 
転職とは、これまで働いていた会社を辞めて、別の会社に就職することだ。
しかし転職は単に「会社を変わる」ことではない。
 
転職は人生の選択である
 
今回は「転職」について。
 

2: 転職をどう考える?

転職の位置付けは一昔前と比べて大きくかわったと思う。
90年代あたりまでは、最初に入った会社と定年まで添い遂げることが是だった。
 
2015年末の今、多数派は変わらず
 
「定年まで同じ会社と添い遂げる」
 
を肯定しているように思う。
 
しかし一定数の転職肯定派と「現状不満で転職希望でも踏み出せない」派が増えてきている印象を周りから感じる。
 
それは仕事の位置付けが一様ではなくなったからではないかと思う。
 
これまでは、仕事は家族を養う手段で、お金をもらうことができれば、仕事は何でもいいという層が多数だった。
この層では、仕事は所属組織から与えられるもので、基本的には指示待ち。
※それが嫌なら自ら事業を起こす。
 
これが成り立ったのは、定年まで勤めあげることができたら老後は安泰という、明るい将来がみえたからだと思う。
 
でも今は明るくない未来が予想される。
そんな中では以下のタイプがいるのかな。
 
  1. 今の状況についてどのようにしたらいいか、迷ってるひと
  2. 社内起業や転職など、なにがしか踏み出したひと
  3. これまで通り、明るい未来を妄想して、将来は安泰だ!と思っているひと
 
これはお金ベースの考え方だと思うのだけど、お金ベース以外に、仕事の面白さに気付いて、
 
面白さファースト&お金はその対価ととらえるひと
 
が出てきている。
この層には二種類いて、
 
  • 楽しく仕事をして自身の人生に必要なお金を得ているひと
  • 楽しく仕事はしているけども、お金で苦労しているひと
 
に別れる。
 
ちなみに「自身の人生に必要なお金を得ている」は、毎月の生活ができるレベルの意味。その基準はひとによって異なる。
 
私は
 
「楽しく仕事をして自身の人生に必要なお金を得ているひと」
 
が良いと思っているので、以下、そのスタンスで記載する。
 
 

3: 自身を商品化

ビジネス書で、自分を商品と考えてキャリアを考えろ、という記載を見ることがある。
 
これは面白い考えで以下の関係性で考えること。
 
  • 売り手:わたし
  • 商品:わたし
  • 買い手:企業
 
売り手のわたしは、商品の価値を言葉や文章で、買い手にアピールしないといけない。
 
商品ひついてはもちろんのこと、値付けが必要。
 
値付けは基本的に、現職の年収をベースに判断される。
 
それはひとの仕事におけるスキル、経験に対して、絶対的な判断ができないからだ。
しかし現在の年収はある意味、そのひとの仕事の評価の結果ともいえる。
つまり転職市場は、転職希望者を現在の年収によって相対的判断をして売買される市場ということだ。
 
ちなみに「人材コンサルタント」も、基本的には「あなたの値付けができない」と考えて良い。※相対的な値付けしかできないということ
 
基本的に人材コンサルタントは、あなたのことを良く知らない。
あなたが
  • 現在の2倍の年収で再就職したい
  • その実力をわたしは持っている
  • 今の会社は間抜けでわたしを正しく評価できない
 
と主張したとする。
その主張を裏付ける理由を理論的に説明でき、他人を納得させることができるのであれば、人材コンサルタントはあなたを2倍の年収で会社に紹介してくれるだろう。
 
しかし人材コンサルタントは、信用で仕事をしていることを忘れてはいけない。
転職を成功させることが目的ではなく、継続的に転職を成功させることが彼(女)らのゴールだ。
 
よほど、人材コンサルタント自身が「ひとを見る目」に自信を持っていないと、転職希望者を絶対評価で評価して売り込むというリスクはおかさない。
 
人材コンサルタントにとって無難な方法は、
 
  • 転職希望者の現在の年収を把握する
  • 転職希望者の希望年収を把握する
  • 転職希望者の現在のスキルの本質を理解する
  • 受け入れ先企業、業界の支払い可能な年収を把握する
  • 受け入れ先企業の希望人材像を把握する
  • 自身の持っている情報内でマッチング可能か判断する
 
となる。つまり取り巻く環境をトータルに判断する。
 
だから、商品の価値を一番知っているはずのあなた自身が、自分の商品価値を見極めて売りに出さないといけない。
ではどのように値付けするか? 
 

4: 自身の価値を知り値付けする

以下のステップになるとわたしは考えている。
  1. 自分は何をもって評価されたいかを知る
  2. 1の実現に、現在の自分の経験とスキルは十分かを知る
  3. 現在の年収を評価する
  4. 1が実現できた場合、どれくらいの年収がほしいかを知る
  5. 4は妥当か?を検証する
 
まず、自分は何をもって評価されたいか、を明らかにしたい。
評価されるということは、それで対価を得るということなので、重要。
 
技術でも能力でも、何でもいい。
 
次に、今持っているスキルを使って、自身が望む評価を得る助けになるか、検証する。
 
かなわなければ、かなうようにスキル等を磨くか、何をもって評価されたいかの内容を再考する
 
かなう状態なら、現在の組織で可能か、検証し、難しいなら環境を変えることを検討する。
 
つまり、仕事を通して、ありたい自分に近づくよう、考えるという発想。
 
次に値付け。
値付けは自身で商品価値から判断して、現在の年収が十分か、考える必要がある。
その場合、他人と比較しないこと。
仕事であなた自身が生み出している価値が、現在の年収に対してどうか?という絶対評価で判断すること。
 
次に経験、スキルともにあなたの理想の状態になった場合、ほしいと思う年収を考える。
その際、
 
その経験・スキルはほんとうにその年収を得るくらいの価値があるものか?
 
を考えること。
 
あとは実現に向けて考え、行動していくのみ。
 
 

5: 転職する場合の値付け

 
転職する場合の次の会社の希望年収は、絶対に一円でも高く設定すること。
 
理由は以下の現実があるから。
 
  • 転職後に年収を上げるのは困難
  • 転職する場合、現在の年収がベースになって、次の年収が決まるのが一般的
  • 同じ年収で同じ仕事なら、転職先の環境が分からない分、転職する方がリスクを伴う
 
留まるのもリスク、転職するのもリスク。
 
意志決定は慎重に。
 
一方、高過ぎるオファーをもらったら、商品価値を過大評価されている可能性があるので注意。
 
受けてしまうと、先方の高い期待に応えないといけない義務が発生するので、場合によっては心身ともに疲弊する可能性があるよ。
 
ただ、その業界では、自身の商品が希少性を持っていて、オファーが高いという場合もある。
 
どこでリスクをとるか、考えるのはとても大切。
 
 

6: 転職する場合の注意点

転職する場合は、以下を注意することをお勧めする。
 
  1. 現状への不満だけで転職すると失敗すると認識ること
  2. 現状に対する不満は「現時点」のことで永遠に続く可能性は低いと認識すること
  3. 現状への不満要因は転職先でも存在する可能性があると認識すること
 
上記は不満ファーストではなく、やりたいこと、実現したいことファーストで考える方がいいと思う、いう意味。
 
やりたいこと、実現したいことファーストならば、仮に転職先で同じ不満が起こっても、越えていく事ができる可能性があるから。
 
もちろん、精神的に最悪な環境ならば、即刻退散はあり。
 
どちらのリスクをとるか。意志決定は自分でやった方がいいと思う。
 
 
ほなまた!
 
広告を非表示にする