抵当権の抹消手続きを自分で行う

今回の内容

 
 
 
 ***
 
 

1: はじめに

 

はやいひとで、40歳前後から住宅ローンを完済するひとが増えてくるのではないかと思う。

 

住宅ローンを完済すると、購入した住宅が自身のものとなる。

毎月の預金口座からの引き落としがなくなる、この幸せ。

 

と思うところだが、忘れてはいけないことがある。住宅ローンを組んだときに、

 

「わたしが、もし住宅ローンが返済できなくなった場合」

 

に備えて、貸し手の金融機関がわたしの住宅に付けた抵当権の存在だ。

Google先生に聞くと、「抵当権解除は自分でできるよー」という内容の記事がいくつか出てくる。このエントリーはそれらとほとんど変わらないレベルの内容だけど、わたしの備忘録として残す。

 

 

2: 「抵当権」とは

 

「抵当(ていとう)」をgoo辞書でみると、

 

 てい‐とう〔‐タウ〕【抵当】
1 権利や財産を、借金などの保証にあてること。また、そのもの。担保。かた。「家を―に入れる」
2 抵当権の目的物。

 

とある。

この抵当権の設定解除は、金融機関はやってくれない。

だから自分で抵当権解除をしないと、登記上は抵当権が付いたままだ。

 

抵当権は解除しなくても、生活には支障がない。

しかし、ローン完済後に金融機関から郵送されてくる以下の書類は、何年も放置していると、その金融機関が合併などで名前が変わったり、支店の統廃合や改名があったりして、再度、得たいと思う情報をすぐに取得できない可能性が出てくる。

また、もしその住宅を相続したり、売却したりする際には、抵当権を外しておかないといけない。

どのみち、行わないといけない抵当権解除の作業なので、さっさとやっておいた方がいいと思った。

 

 

 住宅ローン完済に伴い、金融機関から送られてきた書類

 

住宅ローンを完済すると、以下のような書類が送られてくる。

金融機関から送られてくる書類の名前は、金融機関によって異なるらしい。わたしの場合は以下の4つの書類が送られてきた。

  • 抵当権設定契約書
  • 登記識別情報通知
  • 抵当権抹消登録委任状
  • 抵当権解除証書

 

 

3: 抵当権解除の方法

 

抵当権の解除は、大まかに以下のステップを踏む。自分でやってもいいし、司法書士に委任(有料)してもいい。

 

  1. 住宅ローンを完済した金融機関から書類が届く(数行上に記載)
  2. 法務局のホームページから、「抵当権抹消登記申請書」をダウンロード
  3. 「抵当権抹消登記申請書」に必要事項を記載
  4. 法務局(自分の住宅の管轄の法務局)に出向く
  5. 上記1、2を提出
  6. 法務局から「登記完了証」を取得

※法務局の書類のフォーマットは改訂される場合がある

 

司法書士に抵当権解除を委任する場合

 

司法書士に委任する場合、Google先生に聞くところによると、2~3万円ほど費用がかかると考えておいた方がいいみたい。抵当権解除の件数によっても金額が変わる。

金融機関から送られてくる書類の中に、司法書士とのやり取りのための書類が入っている場合がある。

また、もし金融機関からの「お勧め司法書士」情報がなければ、金融機関に問い合わせるか、自分で司法書士を探すこと。

 

司法書士に依頼する場合のメリットは、何といっても時間をお金で買うという部分だと思う。

 

自分で抵当権解除を行う場合

 

車を取得した際に陸運局に届け出を行い、ナンバープレートをもらうが、この作業を自分でやったことがあるひとは、抵当権解除も自分でやるひとかもしれない。

抵当権解除の手続きは、陸運局の手続き同様、作業自体は特に難しくはない。

難しいと感じるのは、「法律用語の難しさ」だけだ。

 

Google先生に聞くと、複数の「抵当権解除の方法」という内容の記事が出てくるので、適当なものをピックアップして参考にしてほしい。

なお、記事が書かれた年月で、若干、「抵当権抹消登記申請書」のフォーマット異なっている場合があるが、基本的な内容は、それら記事を見て、MS Wordで作成したものをプリントアウトしたらOKだ。

以下、参考までにわたしの踏んだプロセスを残す。

 

  1. 金融機関から抵当権抹消の手続きに必要な書類が届く
  2. 1の書類の「抵当権抹消登記委任状」と「抵当権解除証書」は、いくつか空白の部分があるが、この時点ではそのままにしておく
  3. 法務局のホームページから、「抵当権抹消登記申請書」をMS Word形式でダウンロード
  4. Google先生に、「抵当権抹消」「手続き」などのキーワードで検索し、適当な記事を探す
  5. 4を参考に「抵当権抹消登記申請書」のMS Wordの箇所を埋めていく/なお、1の金融機関から送られてきた書類に記載の内容を転記することが多いので手元に置く
  6. 自分の住宅を管轄している法務局(ホームページで調べることができる)を調べ、「登記相談」窓口の開いている時間を確認 ※法務局によっては予約制をとっている場合があるので、その場合は事前に予約すること
  7. 法務局の「登記相談」窓口で、「抵当権抹消の手続きにきました」と伝え、書類のチェックをしてもらう ※この時、2の空白部分の埋め方を教えてもらう
  8. 必要な収入印紙(「登記完了証」を郵送してもらう場合は送料となる郵便切手も)を、法務局の中にある窓口で購入し、書類に張り付け、登記窓口に提出

 

わたしが行った法務局では、30分の無料「登記相談」があり、わたしが「抵当権抹消登記申請書」に間違って記載していた部分を、司法書士と思われる方がチェックしてくださった。結構修正が入ったが、10分程度で修正は完了した。

結局、費用は以下で済んだ。

 

  • 印紙代:2,000円
  • 「登記完了証」郵送切手代:402円
  • 法務局までの交通費:数百円

 

 

法務局に持参するもの

 

法務局に持参するものは、わたしの場合は以下だった。本日以降、変更になる場合もあるので、法務局に事前に確認することをお勧めする

 

  • ボールペン
  • 印鑑(認め印でOK)
  • 「抵当権抹消登記申請書」(記載済みのもの)
  • 「抵当権設定契約書」(銀行から取得)
  • 「登記識別情報通知」(銀行から取得)
  • 「抵当権抹消登録委任状」(銀行から取得)
  • 「抵当権解除証書」(銀行から取得)

 

 

4: その他

 

最初は、費用が10分の1程度になるということで、自分でやってみたのだけど、初めての経験ということもあり、結構楽しかった。

やり終えた現在、ひとつ新しい世界を知った自分が、何か嬉しかったりする。

なお、個人的な感想は、2-3万を払って司法書士に依頼するほど、抵当権解除の作業は煩雑ではないので、興味があればご自身でやってみてください。

 

ほなまた!

 

 

広告を非表示にする