なぜ仕事では「フレームワーク」が出てくるのか?

今回の内容

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1: フレームワークはビジネスで必ず出てくるけど?

社会人になると、遅かれ早かれ「フレームワーク」に出合う。

フレームワークの代表的なものは例えば以下だがどうだろう?

 

 

そうそう、学生時代に国語の授業で「起承転結」という言葉を学ぶが、これもフレームワークだ。

フレームワークは、Wikipediaでは「曖昧さ回避」のページで以下のように紹介されているが、今回取り上げるのは上の2つが当てはまる。

 

フレームワーク(英: framework)

  • ビジネスフレームワーク - 経営戦略や業務改善、問題解決などに役立つ分析ツールや思考の枠組み。MBAなどで教わることが多く、ビジネスに必要とされるロジカルシンキングや発想法などを体系的にまとめたもの。SWOT分析、ファイブフォース分析などが挙げられる。
  • 開発・運用・意思決定を行う際に、その基礎となる規則・構造・アイデア・思想などの集合のこと。日本語では「枠組み」などと訳されることが多い。
  • ソフトウェアフレームワーク - コンピュータ・プログラミング用語。アプリケーションフレームワークなど。
  • バーナーワークの別称。

 

Wikipediaに記載があるように、仕事をしていると説明資料や会議の発言の中に、フレームワークが出てくることがある。

概ね、フレームワークは知っていて当然というような雰囲気で語られることが多い。

それは、社内・社外研修などでフレームワークとその使い方を学ぶことが増えてきているからだと思われる。

 

 

2: フレームワーク第一主義の間違い

ここ数年、グロービス大学院大学が運営する単科コース、グロービスマネージメントスクール(GMS)で、3か月間の研修を実施する企業が増えてきている。

GMSに限らず、企業研修を行う会社は、100%フレームワークを教える研修を行っている。

初めてこのような研修に参加すると、フレームワークの洗練された感じに感心し、以後、何が何でもフレームワークを使って表現する、というひとが少なからず出てくる。

中には、

話す内容がMECEであるべきで、MECEにするためにフレームワークを使うべき

と極端なひともいる。

しかしこれは問題だ。

なぜなら、フレームワークを学ぶ本質をわかっていないからだ。

 

確かに、フレームワークは考えをMECEに整理する道具として利用価値が高い。

一方、フレームワーク第一主義のようになると、全てのフレームワークを知っておく必要が出てくる。

現在、直面している事象を整理するのに、適当なフレームワークを知らなかったら、整理できなくなってしまう。

 

しかしフレームワークを多くの研修で学ぶのは整理のための道具としてではない。

 

 

3: フレームワークを学ぶ意義 

フレームワークを学ぶ意義・本質はどこにあるのか。究極的に言うと、フレームワークは、実は覚える必要はない。

ではフレームワークを学ぶ本質は何か?

それは、目の前にある事象を、要素に分解して理解するクセをつけることだ。この思考方法をクセにできたら、仕事は速くなる。

 

 

4: 抽象化する技術 

仕事をしていると様々な問題にぶち当たる。ぶち当たる問題は概ね具体的だ。実際に行っている仕事から発生するので、当たり前だが。。。

この具体的な問題を解決するには、問題の抽象度を上げて広く理解する必要が出てくる。もし具体→抽象へと変換する作業をしないと、問題の解決策を狭い範囲の深堀りで解決しようとしてしまう可能性がある。

フレームワークで、「虫の目・鳥の目・魚の目」というものがあるが、虫の目だけでは判断を誤る。やはり俯瞰して物事を考える鳥の目も必要だ。

具体的なものは抽象度を上げて考え、抽象的な話は具体に落とし込んで考えてみる。このように具体と抽象を行き来する思考訓練を続けていけば、おのずと見える世界が広がってくると思う。

 

 

(▼参考)

ashian.hatenablog.com